BEST OF 回 想 記



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2005年10月1日(土)
CUTTER勝田 1

中学生の頃の話です。

髪を切る時、自分を含む当時友達のほとんどは隣町の激安店へ行ってました。

料金が、

市内の床屋料金=隣町床屋料金+バス代、たこ焼き代、かき氷代、ゲーム代

でした。

自分の住んでいる所は超田舎で、隣町はそこそこ都会だったので、

みんな喜んでバスで40分の隣町まで行っていたのです。

そんな中、塾で一緒だった他中学の友達から驚くべき情報が入りました。

カットのみで480円の店があるというのです・・・

安いけどちょっと危険だよって話でしたが、これは逃す手はありません。

なぜかどんな風に危険なのかは教えてくれなかったのですが、

友達と2人で行く事になりました。

こんな店もうこねーからなっ!!という店でしたw

詳細は、次回書きます・・・


2005年10月12日(水)
CUTTER勝田 2


10月1日に書いた前回の続きです。

友達に書いてもらった略図をもとに床屋さんを探します。

が、住宅街の真ん中でどう考えても床屋などありそうな雰囲気がありません。

何度も何度も似たような場所をいったりきたり・・・

疲れたので、帰ろうかと思った時、目の前にドアの貼り付けられた

ダンボールにマジックで書かれた「CUTTER勝田」の文字が!


秋生:「あったー」

友人S:「これかぁ(^^;」



とりあえず、中へ入る事に・・・


秋生:「やっぱピンポン押すのかなぁ・・・」

秋生:「てか、ここやばくない??」

友人S:「う〜ん・・・」



勇気を振り絞り呼び鈴を押します。

中から同い年位の若い兄ちゃんが出てきました。


秋生:「あのぉ。髪切りに来たんですが。」

店員1:「おおお!」

店員1:「ちょっとお待ちくださいよぉぉ!」

店員1:「きたーー!」「お客さんきたよーー」



何やら店員が驚いていると感じていたのは、友達も一緒でした。

??


店員1に案内され、玄関で靴を脱ぎ入ってすぐの右の部屋へ誘導されます。

そこには畳に上にぽつんと木の椅子がおいてありました。

明らかに「
今置きました」という感じです。


といいますか、ここまで読んでもう気づいてるかと思いますが、普通の家なんです。

普通の道営の賃貸住宅なんです。

この時点で、かるーくあった嫌な感じがどんどん大きくなっていきます。

そして、想定の範囲外の出来事が起こるのです。

次回へ続く(不定期)

2005年10月18日(火)
CUTTER勝田 3


9月12日に書いた前回の続きです。

椅子が一個しかないので、一人づつしか切る事が出来ないとの事。

ていうか、2人同時にお客さんが来る事自体想定されてないらしい(^^;

そんな所で大事な髪の毛を切ってもらっていいんだろうか・・・

友達との協議の結果(じゃんけんで決定)先行は私に・・・

畳の上の椅子に座らされます。

なんと、カット担当は同い年風の店員1・・・

大丈夫か??

店員1:「
どんな風にしますか?


当時流行っていたのはスポーツ刈よりちょっと長い短髪派(スパーツパンクと名づけられていたw)と、

全体的に長く、前髪も目が隠れる長髪派の2パターンいました。

自分は長髪派だったので、

横と後ろ軽く刈り上げて、上の髪と前髪は揃える程度で

と注文しました。

すると店員は、

横と後ろはバリカンやっちゃっていいですか?

と聞いてきました。

いまいち意味がわからなかったけど、

とりあえず、

はい

と答えました。

店員1は何だか嬉しそうにバリカンの用意をしています。

バリカンの刃を変えているみたいです。

がちゃがちゃがちゃがちゃ・・・

がちゃがちゃがちゃがちゃ・・・

秋生:「
ん?

うまくいかないみたいで、1分以上がちゃがちゃやってます。

このぎゃちゃがちゃ音が念仏にさえ聞こえてきます;

不安がどんどん膨れ上がっていったのは言うまでもありません(^^;

店員:「
○○○○○


はっきりとは聞こえませんでしたが、小さな声で「
もういいや」と言ったのだと思います(゚д゚)

恐怖のバリカンタイムの開演です。

心臓はどっきどきです。

ウィーンという世にも恐ろしい音が後頭部へ近づいてきます。

そして、後ろの裾にバリカンが接触した瞬間、店員1は絶対言ってはいけない事を!
























店員1:「
あっ



秋生:「
ぇ??


「ぇ」としか言えませんでしたよ。

この言葉がこんなに恐ろしい言葉だとこの時知りました。


店員1は明らかに「
やってもうた!!」という表情で、

少々お待ちいただけますか?

との言葉を残し、奥へ消えていきました。


続く。

2005年11月19日(土)
CUTTER勝田 4



月1で更新しているCUTTER勝田ですw

10月18日に書いた前回の続きです。

前回の回想記をご覧になって無い方はこちらからどうぞ。



店員1が奥に入り、代わりに店員2が出てきました。

店員1とは違い、明らかに年上です。

20代半ばくらいでしょうか。

めっちゃいんちきくさい笑顔で近づいてきます。

店員2:「
ここからは私が担当します。

店員2:「
さきほどのは見習いでしたが、私は資格を持ってるので安心してください。

秋生:「
・・・・・・・・・・・

てか、さっきのは資格持ってなかったのか・・・('A`)

まあ、いいや。これでちょっと安心できるかな・・・

店員2は何やらがちゃがちゃやってます。






















バリカンの刃がうまく入らないようです。


お前もか(;´Д`)



せっかく多少薄らいだ不安が、また大きくなっていきます。

緊張のファーストコンタクト。


ウィーンという音が後頭部へ近づいていきます。

今回は有資格者だから絶対大丈夫・・・
大丈夫・・・だいじょうぶ・・・




























店員2:「
あっ



お前もかっ!!


秋生:「なんですか??どうかしたんですか??

前回は驚いて聞けませんでしたが、さすがに2回目になると許せません。

店員2:「
いえ。なんともないんですが、しばしお待ち下さい。

という言葉を残して奥へ消えていきました。

一体自分にはどんな未来が待ち受けているのだろう・・・


続く


2005年12月13日(火)
CUTTER勝田 5


裏から第3の男が出てきました。

ボスです。ラスボスです。モーメガパ(違

やばっ!

その容姿は、パンチパーマにサングラス。

どっからどうみてもや○ざです(ガタガタ

ボスの第一声はこうでした。

ボス:「
にいちゃん。俺を引っ張り出すとはいい度胸してるな(笑)」

意味がさっぱりわからないんですが(;´Д`)

ボス:「
俺が来たからにはもう安心だ。任せておけ

なんだこいつw

まずはバリカンを取り、刃をジャキーンと一発ではめ込みます。

さすがはボスw 過去2人とはやはり違うようです。

後ろから刈り上げますが、この人は「
あっ」とかいいません。

鼻歌を歌いながらテンポよく、刈っていきます。

そう。まるで羊の毛を刈るかのように・・・

定員1に言った髪型の要望はこの人に伝わっているんだろうか・・・

気持ちいい位にがっつがつ刈っていきます。

結局スポーツ刈りよりちょっと短い位の髪になりました(ノд`;)

友達をチラッと見てみると、哀れんだ目でこっちを見ています。

ボスがまた口を開きました。

ボス:「
頭はもちろん洗っていくんだよな?

望んでもいないこんな髪にされた挙句、偉そうなこの台詞。

人間我慢にも限界ってものがあります。

ここで、私の中で何かが弾けました。

秋生:「
はあ?あのな。何だその態度?髪は洗っていかれますか?の間違いだろ?

     
俺は客だぞ?ちょっと言葉の使い方勉強した方がいいよ?地獄を見てみるか?

と、心の中で言い、口から出た言葉は「
はい」の二文字でした。

爪を立てて頭の皮を剥がそうとする散髪が終わった頃、頭皮はヒリヒリしてました。(;`Д´)

ボスがまた口を開きました。

ボス:「
もちろん顔も剃っていくんだろな?

脅しか?

何だその選択肢の無い質問はw

今度こそがつんと言ってやろうかと思いましたが、

今回だけは許してあげる事にしました。

大人になる為の試練です(何

一応断っておきますが、決してびびっている訳じゃないですよ。

ウィーンジョリジョリ。

ええ。

髭剃りなんです。
電動の

電動のブラウンかなんかですか。

それで鬚をそってるんです。

しかも高確率でボスが普段私生活で使ってるやつなんでしょうね。

こってりした油っぽい香りがただよってます・・・

これって顔剃るって言うのか・・・

「悪臭地獄」の拷問を終えて、髪を乾かします。

床屋の工程の最後にあたる部分です。

もうこれで嫌な思いをしなくて済む・・・

ちょっと安心した時ボスは口を開きました。



次回へ続く。